自分の能力に絶対的な自信がある人はなかなかいません。ほとんどの人は多かれ少なかれ、劣等感を抱きながら生きています。
しかし、そうした意識があまりにも大きくなってしまうと、自分を卑下してしまったり、自分よりもできる人の失敗を喜んでしまったりと、どんどん良くない方に転んでしまいます。どうすれば劣等感は克服できるのでしょうか。

大切なのは、その原因をしっかりと把握すること、そして客観的に自分を見つめることです。
多くの場合、劣等感の原因は他者、特に身近な人への嫉妬にあります。例えば、SNSにあげられた友人や同級生の結婚式の写真を見て羨ましいと思うのもその1つです。そこで素直におめでとうと言えず、それに比べて自分は．．．とつい思ってしまう人は、そういう習慣をなくすようしましょう。
あくまでも他人は他人、自分は自分であることを忘れてないけません。今生きている人生は自分だけのものなのだから、自分らしく生きれば良いのです。

とはいえ、職場のように同じような技能を持った人が集まる比較的小さなコミュニティーでは、自分を他人と比較しがちになってしまうのは仕方のないことです。というのも、仕事などでは共通の評価のものさしが1つですから、どうしても能力の差を感じて嫉妬してしまうことはあるでしょう。
そんな時は、一度視野を広げて自分を客観視することが大切です。職場ではダメな人間扱いされていたとしても、大きな社会の中で考えれば、あなたの技能や能力は他の人にはなかなか持ち得ないものかもしれません。
大きな枠組みで客観的にものを見て、そうしたことに気づくことが大切だと言えます。